プラモデル教室での雑談中で「当時はマクロスプラモキットに箱バリエーションが色々出ていたね~」との話題が出ました。
ただ、何が違うのかイマイチ判らないとの事だったので、手持ちの在庫(←あるんかい:笑)を発掘して比較してみました。
今回は一番メジャーな「1/72 VF-1Jバトロイド・バルキリー」についてです。
バンダイ版も含め4種のバリエーションがあります。
(1)イマイ・初版(白箱版)
当時爆発的に売れたので一番印象に残っているキットです。
出来は素晴らしかったのですが、成形色の一部が濃いグレーの為、ラッカー筆塗りでの白は色ノリが悪く苦労するのが欠点でした。
(当時エアブラシは夢のまた夢でした・・・)
(2)イマイ・2版(青箱版)
後期に発売されたパッケージ色替え版です。
細かい点ですが、初版発売時は「バルキリー」表記のみだったのが「バトロイド・バルキリー」に変更になっています。
また、初版で不評だった濃いグレー成形色が全て白の成形色に変更されています。
(3)バンダイ・初版
イマイの2度目の倒産の際にバンダイに売却された金型を使ってバンダイで再販されました。
(サンダーバードと同じ流れですね・・・)
目の敵にしていた他社コンテンツが自社ラインナップに入ったのが余程嬉しかったのか、色々と力を入れて大々的に販売!・・・したのですが、「イケてないボックスアート」「?なオリジナルデカール」「メカニックファイル&マクロスプラモ講座付属」等々、空回りばかりでハズした商品仕様が多かったです(苦笑)。
余談ですがSタイプ(フォッカー機)のボックスアートは更に・・・な出来でした(実は最近、初めて存在を知りました:(^_^;))。
(4)バンダイ・2版(金型改修版)
それから数年後、特にアナウンスも無い中、突然発売された金型改修版です。
評判が良くなかったパッケージはイマイ・アレンジ版に変更、メカニックファイル等も無くなって説明書のみが同梱されています。
(ポーズが・・・)
胴体の形状変更
手首新造形、マルイチモールドをデカール→モールド化等々
全体のバランスを再後期に発売された「1/100スーパーバトロイドバルキリー」に合わせてのリニューアル再販でした。
比べてみるとどちらも魅力的なプロポーションです。
このリニューアル版はJタイプ(一条機)とSタイプ(フォッカー機)のみで残念ながらその他の型は発売されていないので是非ほかの型でも販売して欲しいところです。
(お願いしますよ、バンダイさん!!)