第17話:ハセガワ「1/72 VF-1S ストライクバルキリー製作記(その2)」

今回はハセガワバルキリー最大の難関「バブルキャノピーのパーティングライン消し」を行います。
(まあ、やってみるとそれほど難しくは無いのですが:苦笑)
FJ310107
透明パーツの合わせ目消しに必要なマテリアルは以下の通り。
(1)耐水ペーパー(#1500、#2000)→#1200以下の物は傷が付きすぎリカバリーが難しいのでNG
(2)コンパウンド3種(荒目、細目、仕上目)
(3)柔らかい布(ティッシュはNG、今回は眼鏡拭きを使用)
あと、写真に写っていませんがお皿に水を用意します。
FJ310108
磨いている時は思った以上に力が掛かり、「パキッ!」と割れてしまうので内側に曲がらないよう適当な物を当てておきます(今回は近くにあった面相筆の柄の部分を使用)。
FJ310109
先ずは#1500のペーパーで段差が無くなるまで磨きます。
この際注意する事は次の2点。
(1)発生したカスをこまめに水で取り除く事→カスが残っているとそれで傷がつきます。
(2)ゴシゴシ掛けずにゆっくりと掛ける事→早くやると摩擦熱でプラに傷がつきやすくなる為。
FJ310110
段差が無くなったら#2000のペーパーに替えて#1500のペーパーで付いた傷を取っていきます。
この際気を付ける事は、大きな傷はこの段階で必ず取っておく事、この後のコンパウンドは目が細かいので基本的に傷は消えません。
FJ310111
コンパウンドは布に多目に付けた後、円を描くように磨いていきます。
この際も摩擦熱を抑える為、ゴシゴシせず軽く磨いていきます。
FJ310112
最初のペーパーで十分傷が取れていれば、荒目のコンパウンド仕上だけでもかなり透明度が戻ります。
FJ310113
細目→仕上げ目で磨き上げた後、中性洗剤を使ってカスや脂分を取り除いて乾燥させておきましょう。
FJ310114
並行して前回製作したコクピット内部を塗装しました。
コンソール部分はデカールを貼ってソフターで密着させた後、艶消しクリアコートしています。
(乾燥後、モニター部分にクリアを垂らし、バックミラーをペイントマーカーのシルバーで塗ります。)
FJ310115
コクピットを組み込む前に接着面の塗料をツールクリーナを塗った綿棒で拭き取っておきます。
(ない場合は普通のラッカーシンナーでOK)
こうしておかないと接着力が落ちるだけでなく、合わせ目にカラーラインが残り塗装後も意外と目立つので忘れず行いましょう!
(意外とプロやベテランモデラーさんもおざなりにすることが多い部分です・・・)
FJ310116
次は機首の最終仕上げです。

つづく