yamada-mokei について

80年代リアルロボットアニメドンピシャ世代です。F-1や艦船模型が好きですが、女の子フィギュアも大好きですよ(笑)。

第122話:バンダイ「機動戦士ガンダム:HY2M 1/60 グフ・リテイク(前編)」

先日の模型教室での一コマ。
Yさん「今度、所属している模型サークルの展示会があるんだけど、卓に余裕があるので模型教室の皆さんで展示しません?」
私:「良いですね~、ただ私は新作があまり無いので過去作でも良ければイイですよ」
Yさん:「過去作でもOKです。じゃあ皆さん作品参加という事で・・・」
こんな流れで急遽、模型教室の皆さんとこちらの模型展示会にゲスト参加することになりました。
・「おかホビ2020」

主催の模型クラブ「H.i.P」さんは1/100のホワイトベースやアイアンギア等のビッグサイズ作品&ダイナミックなジオラマ展示で一躍有名になった模型クラブです。
(今回の目玉はフルスクラッチ1/100 ムサイ!:驚)
折角の展示会参加ですので、巨大ムサイに負けないよう大き目の作品で参加してみようと思います(←何気に対抗意識:笑)。
と、言う訳で選んだ作品がこちら↓
・バンダイ「HY2M 1/60 グフ」

見たことが無い方も多いと思いますが、2000年代初頭に何故か沸き起こった「巨大ガンプラブーム」。
10万円をこえる等身大サイズの1/12ザクや1/24ガンダムが発売され、その流れを受けて2003年頃に突然、1/60リックドム2種(シャア&ノーマル)と1/60グフが発売されました。
プロポーションこそ良かったですがパーフェクトグレードと開発コンセプトが異なり、全身発光ギミック満載、ボルト&ナットによる間接組立て、大雑把な間延びするディテール等、模型というより玩具よりな出来でした。
HY2M自体が電撃ホビーマガジン独占企画だったせいか、他の模型雑誌はどこも取り上げられなかったのは残念でしたね(今と違いこの頃は模型誌同士が仲が悪かった時期でした)。
因みに作業量の割にギャラが合わないと他の模型ライターさんが断り続けたようで、私にお声が掛かりました(基本、依頼された仕事は断らなかったので:苦笑)。
この頃は編集部近郊のモデラーさんにHG&MG話題の新作を振り分けた後、残ったスクラッチ等の「キツイ作例(笑)」が地方在住モデラーさんに振られる事が多かったように思います。
(一度位はHGUCやMGの新作ガンプラレビューをやってみたかったなぁ~)
まあ、「ビッグサイズ作例」&「ジオンMS」好きの私的には、「ガンダムSEEDアストレイ」や「A.O.Z」はやりたくなかったので丁度良かったですが(苦笑)。

そんな訳で約一か月の製作期間で仕上げたのがこちら。

2003年10月頃の製作なのでもう17年前ですね(大汗)。
各部の面出し&ディテール追加を時間の許す限り行っています。

製作当時はモノアイやコクピット、各部バーニアが発光したはずなのですが、残念ながら現在は断線しているみたいで点灯しませんでした(涙)。
この状態で編集部に納品&雑誌掲載されたのですが、心残りだったのが次の2か所↓
(1)右手首が貧弱

正面から見るとそうでもないのですが、横から見ると右手首の厚みが薄く貧弱で折角のボリューム感が台無しになっています。
(2)マーキングが少ない
面積が広いので間延びしないようラインマーキング等を入れる予定だったのですが、塗装作業が締切りギリギリで最低限のマーキングしかできませんでした。
なので今回の展示に合わせてこの心残り部分を改修して展示しようと思います。
先ずは手首です。

丁度タイミング良くSTYLE-Sさんから1/60用のロボマニ「7L」が発売されましたのでこれを用意しました。
通常なら「握り手2種+銃持ち手」を選ぶところですが、今回のグフは右手のヒートロッド用のみなので「サーベル用Bセット」を使用。

キットの右手首と比べると一目瞭然、段違いに格好良くなりました。
個人的に可動指はあまり好きでは無いので、ロボマニは本当に助かります。

本体とフィッティングさせてみたところ、若干の調整は必要ですがほぼそのままでいけそうです(嬉)。

各部マーキングは当時のカラーイラストを参考に出来るだけ描き込んでいこうと思います。
(イラストの完全再現で無く、好みの部分をピックアップするくらいですが)

後は一部破損していた肩のとげ修復と

モノアイだけは発光できるようにしたいですね。
あまり時間が無いですが、展示会に間に合わせるべく何とか頑張りますよ~。
つづく