空前のガンプラブームが吹き荒れた1980年。
周囲の友人たちはこぞってガンプラを作っていたのですが、背伸びしていた小学生当時の私は「いや、これからはイデオンだろ~」とアオシマのイデプラ(アニメスケール¥300台)のキットを作っていました。
まあ、流石に「ギラン・ドゥ」は「流石にこれは無いなぁ・・・」とか「主人公のアフロ(コスモ)はどうなの?」とか色々と突っ込みどころはありましたが(苦笑)。
そんなこんなで当時作っていたキットがこちら
「アニメスケール:1/610 ドグ・マック」
劇中でこんなシーンあったかな?と思いますが梶田画伯による何か格好良いボックスアートです。
パイロットのアバデデ・グリマデは絶対「慌てて車で」をもじったものだと今でも信じています(笑)。
因みに当時のアオシマキットには必ず同梱されていたアンケート。
今送ってもOKなのですかね?(←まあ、送られてもアオシマの方は困るでしょうが・・・:汗)
因みにこのキット、初期生産版と後期生産版では金型改修がされた為、キット内容が異なっています。
その原因がこちら
「1/600統一スケール:ドグ・マック」
スケール的にアニメスケール版とほぼ同じスケールだった為か、アニメスケールキットの金型にアクションギミックが追加される方向で改修が入っています。
(あまり知られていないかもしれませんが、1/600統一スケールは劇中でのアクションや設定を可能な限り再現する方向で開発されています)
その為、降着ポーズや飛行ポーズのアクション追加、バジン追加がされています。
右側が「1/600統一スケール」、左側が「1/610アニメスケール」になります。
ランナーAは「頭部脱出ポットが別パーツ」、「左腕クローが開閉可能」、「頭部アンテナの形状変更」がされており、また初期アニメスケール「イデプラ」の特徴だったオマケアイテム(今回はスクーター:笑)がオミットされています。
余談ですが、このスクーターが現在のアニメスケールに付属していなかった事でこの違いに気が付きました。
ランナーBでは「膝関節の別パーツ化」、「太もも部分の形状変更」がされています。
最後のランナーCですが「軟質樹脂製ムチがインジェクションパーツに変更」、「1/600統一スケールメモリアルアクション(笑)用パーツセット」になっています。
その甲斐もあってアニメスケール版では「何か猫背でやる気のない」ポーズでしたが、
1/600統一スケール版は「ヤル気マンマン」なポージングに(笑)。
まるで「ブルワーカー(苦笑)」使用前後みたいな変わりっぷりです。
これがガンプラだったらかなりのお宝キットなのですが、残念ながら違いを知っている方もほとんどおらず、私もオークションで¥100で落札しました。
(これがガンプラの「エルメス」パッケージだと¥20K位はするのですが:大汗)
意外と旧キットは生産時期によってかなり仕様が異なりますので、又、機会があれば取り上げてみたいと思います。
>シレーン進捗
牛歩ですが塗装に掛かっています。
取り敢えずキャノピーパーツをスプレーのクリアオレンジで塗っています。
(因みにGSIクレオス・ラッカー瓶タイプのクリアオレンジは顔料タイプになってから綺麗でないのでおススメしません)