第109話:バンダイ「スーパーミニプラ・超獣機神ダンクーガ」

80年代リアルロボ系のインジェクションキットを精力的に発売してくれる「バンダイ・キャンディ事業部」さんの「スーパーミニプラ」シリーズより、最新作「超獣機神ダンクーガ」が発売になりました。

まあ、食玩(まずいガムが1個+オマケにプラモが付く体裁)で一つ¥3024×3種=¥9072は正直無理が有りすぎない?とも思いますが(苦笑)。
ただ当時人気があったにも関わらず立体物は超合金のみで、ガレージキット(ムサシヤさんが多かったです)を羨望の眼で見ていた50前後の世代には待望のキット化ですね。
(超合金魂等の完成品も良いですが、やっぱり自分で組み立てるプラモデルが一番!)

キット自体は一部差し替えながら3形態に完全変形、プロポーションも抜群です。
個人的にはイーグルファイターのビッグサイズが別スケールで付属していると嬉しかったのですが、これは仕方ないところですね(ちょっと残念)。

因みに実質の最終話(39話)OVA「失われた者たちへの鎮魂歌(レクイエム)」に出てきた「断空剣」+「デビルウイング(笑)」はプレミアムバンダイ限定ですが、TV版に出てきた武装は一通り付属しています(飛行ブースター&ダイガン)。
一応、リアルロボットの括りですが、飛行ブースターが無いと空を飛べない辺りは「マジンガーZ」等のスーパーロボットを髣髴とさせますね。
(そう言えば偶然にも獣戦機メカを開発した葉月博士の声優さんが兜甲児の石丸博也さんでした:笑)

当時リアルタイムで試聴していた方はご存知だと思いますが、このダンクーガ本編に中々出てきません(2クールに入った16話目でようやく出ます)。
そのダンクーガと初対戦したのがムゲ・ゾルバドス帝国3将軍の一人「デスガイヤー将軍」&搭乗メカ「デスグローム」。

姑息な手段を使うシャピロを押しのけ、ダンクーガの前に立ちはだかり
「これだ!おまえこそ宇宙を駆け巡り探し求めていた俺のライバルだ!!」と啖呵を切るのですが、

ダンクーガのパンチ一発でのされてしまいます(笑)。
完全に噛ませ犬状態ですが、実は3将軍+シャピロを含めた中で最終話まで唯一生き残り、OVAで再びダンクーガと再戦するなど、実はかなりの実力者です。
ダンクーガ製作の際はデスガイヤー将軍も同時に製作して、名台詞と共に並べたいですね。

余談ですがイーグルファイターに乗る主人公「藤原忍」の口癖「やってやるぜ!!」が当時はやりましたね~。
「艦これ・ガリバルディ」の「やってやるぜ!!」はこれが元ネタなのかな?
毎度の事ながら「スーパーミニプラ」シリーズはほぼ再販が有りませんので、見かけたら速攻ゲットですよ!!