第82話:旧キットアーカイブス「イマイ・超時空要塞マクロス:1/72 ガウォーク・バルキリー」

今から35年前の1982年10月3日(日)14:00、「超時空要塞マクロス」のTV放送が始まりました。
放送当時中学1年生だったのですが、事前にアニメ雑誌なども読んでいなかったので日曜のお昼過ぎにTVをつけるといきなりアニメをやっていてビックリしていた思い出があります。
(多分、20分位過ぎていた所から見始めました)
バルキリーの3段変形や敵側ゼントラーディ―側が巨人族であったり、主人公のヒカルとミンメイが妙な「おたく語」での会話(笑)など、今までと全く違うアニメにくぎ付けになりました。
その中で今回取り上げるキットがこちら
・イマイ「1/72 ガウォーク・バルキリー」


飛行形態(ファイター)とロボット形態(バトロイド)の中間形態は当時斬新で、劇中での登場シーンも多かった為、一気に大ブレイクしました。
(その後の変形ロボットには必ず取り入れられる形態になる位の人気ぶりでした)


ただ、模型メーカー側もここまで人気が出ると思っていなかったのか、当初のリリース予定にガウォークは含まれていません。
(第1話&2話から大活躍だったのですが・・・多分、内容について模型メーカー側と打合せが余り出来ていなかったと思います。)
当時としては珍しいTV放映と同時のプラモデル展開だったのですが、何せイマイ&アリイのリリース第一弾が1/100 グラージと1/100 デストロイドディフェンダー(苦笑)。
暫く後にリリースされたのも当初より予定されていた1/100&1/72のバトロイド・バルキリーのみで、本命のガウォークとファイターは中々発売されませんでした。
 

そんなファンの声に押される形でメーカーのイマイとアリイは大至急でキット開発→待ってました!とばかりにイマイ 1/72 ガウォークは発売と同時に大ヒット商品になりました。
(山田模型でも当時は凄い売れ行きでした)
まあ、そのせいで細部の煮詰めがイマイにしては甘く「機首部分が垂れ下がった形状」、「腕部分の形状間違い」、「脚部が踏ん張れない」等、かなり不満の残る内容でしたが・・・。
因みにこのキット、放映から暫く経ったせいも有り「主人公・一条輝のJ型仕様」だけでなく人気の機体だった「S型:ロイフォッカー仕様」と「A型:マックス仕様」等、複座のD型を除く全て機体が製作出来るコンパチキットになっています。


まあ、普通ならこれでガウォークキットは終わり→次のキット開発となりそうなのですが、劇中での活躍と比例して売れるのはバルキリーのキットばかりでデストロイドはほとんど売れずの状態。
と云う訳で開発費用も掛からずラインナップを増やせるので各メーカーは箱替え仕様を連発していきます。
(その為、お蔵入りとなったアイテム1/72ファランクス等も出てきます←後日ウェーブからリリースされて嬉しかったです)
元々全ての仕様が再現できるのですが「S型」、「A型」、「J型マックス」、「J型ミリア」と箱と成形色替えのみの商品が乱立していきました。
(イマイ&アリイのみならず1/200スケール・ピタバンマクロスを出していたニチモも追従していましたね:苦笑)


最後期の劇場版公開時には「全部乗せ」状態のコンバージョンモデルまで出しています。
(中身は最初の物とほとんど変わらないので、今では単なるコレクターアイテムと化していますが:苦笑)


因みに番組終盤に登場した「スーパーバルキリー」はガウォークのキットに「スーパーパーツ」を追加した物で、追加しているにも拘らずガウォークと同じ価格¥800だったので、シリーズ後半は急速にガウォークが売れなくなっていましたね。
(追加パーツだけで¥300キット並みのボリュームがありました)
余談ですが当時としてはオーパーツ並みの名作「劇場版・超時空要塞マクロス~愛・おぼえていますか?~」公開時に劇場版キットのリリースがほとんど無かったのも、現場とプラモメーカー側の意思疎通が上手くいかなかったせいだと今でも思っています。
せめてストライクバルキリーの1/72キットが欲しかったなぁ~。
(ファイターとバトロイドのイマイ版1/72は今でも夢に出てきます:苦笑)