第94話:ウェーブ「装甲騎兵ボトムズ・1/35 ブラッドサッカー(PS版)」

p>80年代ロボットアニメ作品を意欲的にリリースしてくれるウェーブさんから「装甲騎兵ボトムズ OVA ザ・ラストレッドショルダー」に登場する「1/35 ブラッドサッカー(PS版)」が発売になりました。

OVA発売当時(1985年)、ホビージャパン作例のレジンキットをラーク(現:ウェーブ)さんがリリースしていた事を知る身としては感慨深いですね~(まさかインジェクションキットで発売してくれるとは!)。
先行する形でもう一方の主人公機「スコープドッグ・ターボカスタム」もリリースされていますので、劇中の各シーン再現が可能です!!
(限定発売の4機セットにはキリコ、グレゴルー、バイマン、ムーザの立像も付属しています)
輸送トレーラーに積載している場面やスクラップから4機組み立てるシーン等、夢が膨らみます(嬉)。
余談ですが、丁度この頃メカデザイナーの大河原邦男先生が「蒼き流星SPTレイズナー」を担当されていた時期なので、この2機体ともATというよりSPTっぽいと言われていた事を思い出しました(懐)。

なお、今回発売された「PS版」には初回特典として同スケールの「ヨラン・ペールゼン閣下」が付属していますので、是が非でも初回版を手に入れたいところ!
(正直、これだけでも買う価値があるかと・・・)

キットには昔のタカラ製と同様に「大河原メカニックコレクション」カラーイラストが封入されています。
昔はワクワクしてとても楽しみにしていたのですが、残念ながら今はあまり魅力を感じません。
(これは最近のMSVイラストもそうなのですが・・・)
生みの親、大河原邦男先生にお願いしたい気持ちはよく解りますが、残念ながら最近、魅力的な作品を生み出せていませんので、ボックスアートと併せてこの辺りは現在、脂の乗っているイラストレーターさんにお任せして欲しいなぁと思います(天神英貴さんや森下直親さん、ヤマモトヒロユキさん等希望)。

また、ウェーブさんにお願いなのですが「コクピット再現」&「降着機構」を廃した「ST版」の発売は個人的にはやめて欲しいです。
(価格的にほとんど変わりませんし、購入者のほとんどは「全部乗せ」を望んでいると思います)
また、旧タカラ製キットの魅力の一つでもあった「水転写デカール」による「コーションマーク」を付属させて欲しいです。
(現在はカメラ部分と最低限のマーク部分をホイールシールで付属)

生産コストや販売個数の問題もあると思いますが、多少高くなっても必ずファンは買いますので、今後の検討をお願いしたいところです。
色々と書きましたが40代以上の色々コジらせたモデラー(自分含む:苦笑)の味方、ウェーブさんには今後も頑張って貰わなければいけませんので、皆さんドンドン買って積みましょう!じゃなくて作りましょう!!(笑)